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std::set<Key,Compare,Allocator>::erase

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C++
 
コンテナライブラリ
 
std::set
 
(1)
void erase( iterator pos );
 (C++11未満)
iterator erase( const_iterator pos );
 (C++11以上)
iterator erase( iterator pos );
 (C++17以上)
(2)
void erase( iterator first, iterator last );
 (C++11未満)
iterator erase( const_iterator first, const_iterator last );
 (C++11以上)
size_type erase( const key_type& key );
 (3)

コンテナから指定された要素を削除します。

1) pos の指す要素を削除します。
2) 範囲 [first; last) 内の要素を削除します。 *this 内の有効な範囲でなければなりません。
3) key と同等なキーを持つ要素 (もしあれば)を削除します。

削除された要素への参照およびイテレータは無効化されます。 それ以外の参照およびイテレータは影響を受けません。

イテレータ pos は有効かつ逆参照可能でなければなりません。 そのため end() イテレータは (有効であるが逆参照可能でないため) pos の値として使用することはできません。


目次

[編集] 引数

pos - 削除する要素を指すイテレータ
first, last - 削除する要素の範囲
key - 削除する要素のキーの値

[編集] 戻り値

1-2) 削除された最後の要素の次のイテレータ。
3) 削除された要素の数。

[編集] 例外

1,2) (なし)
3) Compare オブジェクトによって投げられるあらゆる例外

[編集] 計算量

c を set のインスタンスとした場合、

1) 償却定数時間
2) log(c.size()) + std::distance(first, last)
3) log(c.size()) + c.count(k)

[編集] 例

Run this code
#include <set>
#include <iostream>
int main()
{
    std::set<int> c = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9};
 
    // c からすべての奇数を削除します。
    for(auto it = c.begin(); it != c.end(); ) {
        if(*it % 2 == 1)
            it = c.erase(it);
        else
            ++it;
    }
 
    for(int n : c) {
        std::cout << n << ' ';
    }
}

出力: 

2 4 6 8


[編集] 関連項目

 すべての要素を削除します
(パブリックメンバ関数) [edit]
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