コース: データサイエンス入門:データをもとに語る
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ビジョンを描く
変革へのビジョンを示すには、 『ザ・プレゼンテーション』 という本の中のさまざまな方法が 参考になります。その1つが対比です。 具体的には、現在の状況を望ましい将来の 姿と対比させることです。 データを根拠として、自社の将来ビジョンを 描きたいという機会はよくあります。 新たな知見に基づいて 戦略の転換を提案したり、 今後有望な領域を紹介したりする機会です。 ビジョンの提示は、 発表の中で特に工夫が必要な部分です。 現状と将来像を対比させるストーリーは、 話者への信頼が鍵だからです。 聞き手に信頼されないと、 ビジョンも受け入れられません。 あらかじめ聞き手からの信頼を 確立しておくことが、特に重要なのです。 そのキーワードが、EVA です。 EVA の E はエンゲージメント、 V はビジョン、A は 偽りのなさを意味する オーセンティシティの頭文字です。 将来へのビジョンを示すストーリーでは、 これらの3つを効果的に 組み合わせましょう。 エンゲージメントとは、聞き手を 引き付けることであり、このコースでも さまざまな方法を見てきました。 変化を促すには、ストーリーに 興味を持ってもらうことが必要です。 面白いプロットで、印象的な人物や葛藤を 描くように心がけてください。 聞き手を引き付けたら、 次は理想の将来像を明確に描き出し、 変革へのビジョンを共有します。 そして、あなたのビジョンへの 偽りのない熱意を伝えます。 何か裏があるのではと感じると、 聞き手はなかなか信用してくれません。 電力会社を例に考えてみましょう。 データから、送電を一層効率化する方法が 示唆されました。 発表ではまず、現状の送電方法を説明して、 低需要の顧客への送電が 無駄になっていることを示します。 その解決策が、需要データに応じた 送電量の調整であり、 さらに、気象データやソーシャルメディアの データなどを組み合わせた予測により、 顧客や地域ごとの電力需要を高い精度で 把握することが可能になる、 というビジョンを示します。 こうした次世代送電網の通称 「スマートグリッド」は、 考える送電網を意味する比喩です。 また、他社の事例を挙げて、 あなたの構想と対比させながら、 どこに優位性があるかを説明するのも 効果的です。 ストーリーでは、これらの アイデアやデータを生かして、…
エクササイズファイルを使って実践してみましょう。
インストラクターがコースで使用しているファイルはダウンロードできます。見て、聞いて、練習することで、理解度を深めることができます。