コース: アンコンシャスバイアスをコントロールする

自分のアンコンシャスバイアスに気づく

アンコンシャスバイアスを コントロールする上で大切なことは、 アンコンシャスバイアスに対する理解と、 自分にどのような アンコンシャスバイアスがあるのか、 そこにはどのような思考の癖があるのか、 自己理解を深めることです。 「自分にはバイアスがない」 と思いたいところですが、 人は誰しも アンコンシャスバイアスがあります。 まずは、自分にも アンコンシャスバイアスがある ということを素直に認めた上で、 どのようなアンコンシャスバイアスが あるのか、自己理解をしていきましょう。 まずは、「当たり前を疑う」です。 同じものを見ても、 人によって見え方が異なるように、 脳は自分の見たいように物事を捉えるという 思考の癖があります。 アンコンシャスバイアスは、 自分が当たり前だ、 常識だと思うことの裏側に 潜んでいることがあるでしょう。 例えば、 「良い仕事をする人は 長時間仕事をしている」 と思い込んでいると、 「短時間勤務の人には 重要な仕事は任せられない」 と発言することがあるかもしれません。 このように、自分が普段から疑うことなく、 当たり前だ、普通だ、常識だと思うものを 疑うことから始めてみましょう。 次に、言語化してメモをする ということをお勧めします。 家事や育児、仕事をしているとき、 テレビを見ているときなど、 あらゆる場面において、 「これは私のアンコンシャスバイアスかな」 と感じたことを書いておきましょう。 例えば「A さんは自己主張が強いから プロジェクトメンバーから外した」 「部下のアイデアは斬新だったけど 前例がないから却下した」などです。 また相手と会話をした際に、 相手の非言語メッセージに 違和感を覚えた時も メモしておきましょう。 例えば、 部下に「この仕事はまだ一人で担当するのは 難しいよね」と言ったら、 部下の顔が曇ったなど、 相手の表情や態度、仕草などに 注目するようにしましょう。 さらに相手の言動に対して 自分が違和感を覚えた時も メモしておきましょう。 例えば、同僚から 「この考え方は違うんじゃない?」 と言われ、 自分が否定されたような気がして 怒りを感じたというようなことです。 このように気になったことや 感情が揺れ動いたことの中には、 アンコンシャスバイアスが 潜んでいる可能性があります。 まずは気づいたらメモを取る癖をつけ、 1週間程度は続けてみましょう。 そしてメモは後から俯瞰して 見直してみましょう。 その際、 「どうして自分はそう思ったのだろうか」 と考えてみましょう。 先ほど例に挙げた、 「この考え方は違うんじゃない?」 という発言に怒りを感じたのであれば、 自分が正しいという思考の癖があって、 そのため「違う」という言葉を アドバイスや提案と 考えられなかった可能性があります。 このように、 もしかしたら自分は そう思っていたけれども、 そうではないかもしれないと気づくことで、 自分の持つ思考の癖に 気づくようになるでしょう。

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