無料トライアルでこのコースを視聴する
今すぐ登録して、25,300件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。
プロセッサの性能を評価する
コンピュータの処理性能を 大きく左右するのは、 プロセッサの性能です。 どのようにして評価するのかを 見てみましょう。 プロセッサの性能を計る指標には、 MIPS と FLOPS があります。 MIPS は Million Instructions Per Second の略で、 CPU が1秒間に何百万回の命令を 実行できるのかを表す数値です。 アーキテクチャが同じ CPU であれば、 この値が大きいほど 実行できる命令数が多いので、 高速になります。 FLOPS は Floating point Operations Per Second の略で、 1秒間に実行できる 浮動小数点数演算の回数で、 科学技術計算や 3次元グラフィックス処理などにおける 性能指標として多く用いられています。 命令ミックスは 平均的に使用される命令を組み合わせ、 コンピュータがその命令を 実行し終えるまでの平均時間を 計ったものです。 コンピュータの処理能力は MIPS で表されることが多いのですが、 その値は使われる命令の種類や頻度で 大きく異なります。 そこで、実際に使われるアプリケーションを 想定した標準的な命令の組み合わせである 命令ミックスを用いて 計測が行われます。 代表的な命令ミックスとしては、 科学技術計算向けのギブソンミックス、 事務計算向けの コマーシャルミックスなどがあります。 ここでひとつ、表に示す命令ミックスによる コンピュータの処理性能は 何 MIPS かという問題を 解いてみましょう。 まず、1命令当たりの 平均実行時間を求めます。 各命令を実行するのに必要な実行速度に その出現頻度をかけ、 それを合計すると、 1命令当たりの平均実行時間を 求めることができます。 表から10×0.5+ 40×0.3+ 40×0.2 を計算して、 25 ナノ秒になります。 次に、この命令を1秒間に何回 実行できるかを計算します。 1秒を 25 ナノ秒で割れば、 実行回数を求めることができます。 計算すると、4,000 万回になります。 最後に、この値を MIPS 値に直します。 MIPS は命令実行回数を 100 万単位で表したものなので、 4,000 万を 100 万で割ると、 40 MIPS が結果になります。 どうでしょうか? 数字が少し大きいので計算が大変ですが、…